経済の優位性

突出した業績

「カナダは、他の多くの国々よりも世界金融危機と世界同時不況をうまく乗り切る体制が整っています。カナダの経済回復力の背景には、3つの要因があります。まず、健全なマクロ経済政策運営を続けてきた結果、世界金融不安の発生時の経済が良好であったこと。次に、当局が積極的に金融危機に対応したこと。最後に、金融安定化に注力していることです」

国際通貨基金西半球局 チャールズ・クレイマー部長

第一に、カナダは慎重な財政政策をとっており、インフレ率、金利、失業率が低く、世界有数の優れた法人税制を敷いています。第二に、カナダは新興資源大国です。不安定な世界にあって、唯一、希少資源を安定的に産出し、増産しています。第三に、カナダは技術、教育、医療に、戦略的に投資しています。その結果、ビジネスの成長と繁栄に理想的な条件が整っているのです。

カナダは、前四半期比でも、前年同期比でも、その突出した実績により他の競合国を引き離しています。2007年度予算案では11期連続の黒字を予想しています。これは1867年のカナダ建国以来最長の連続黒字であり、G7 諸国の中ではこれに並ぶ記録はありません。しかも、カナダの連続黒字はまだ終わりが見えません。こうした好条件を背景に、カナダのダイナミックで多様性に富む経済には着実な成長が約束されています。

トリプルAの信用格付け:カナダは、財政状態の改善と明るい長期成長見通しにより、2002年以降ムーディーズ・インベスター・サービスからトリプルAの国際信用格付け(最高評価)を付与されています。

1990年代中頃にはカナダの債務残高対 GDP 比は G7 諸国の中で二番目に高いものでしたが、現在では最低になりました。エコノミック・インテリジェンス・ユニットでは、カナダのインフレ率は今後5年間2.1%を維持すると予測しています。一方で、米国のインフレ率は3.2%と予測しています。

信頼できる銀行

世界金融危機は一層深刻化しつつあるかもしれませんが、カナダの金融機関には回復力があります。世界経済フォーラムの2008~2009年版国際競争力報告書によると、カナダには他のどの国よりも健全な金融システムがあります。適度に規制されているカナダの金融機関(銀行、信託会社、共同組合、保険会社、株式取引所)は、安定性と競争力が実証されているため、世界中でその金融商品が人気を呼んでいます。この分野は、世界的な金融自由化以降、カナダの主要な輸出収入源となっています。カナダの他の金融機関も同様に優れた成績を上げており、収益性の高い安全な投資機会を提供しています。

必要に応じた支援

カナダ輸出開発公社(EDC)では、カナダの輸出業者と外国人投資家向けに、貿易金融・リスク管理サービスを提供しています。